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あなたがコンビニエンスストアへ行った時に、100斤のパンを置いてある店はない。
なぜかといえば、坪効率が悪いからである。 地価の高い地域で、しかもコンビ二等の限られたスペースの中では、かさばる食パンを100斤置くより、同じ値段のキャラメルとかガムを置く方が、はるかに売上げ効率がよい。ベッドタウンのサンプルとして、横浜の磯子地区にある24時間営業の某コンビニエンス店の近くに10月のある朝6時、私は市場調査の目的で車で待機した。
もちろん、私なりの予想現象を確認するためにである。 6時15分頃に、ガウン姿のままの主婦の列ができた。

そして、6時30分頃某大手メーカーからパンが届いた。 もちろん食パンは売り切れだった。
必要本数を置いていないからである。 反対に、自分の店で焼いているパン屋の棚を写真に撮って歩いてみると、閉店時3〜4割は売れ残っている店も結構多い。
とすれば、そのロス分は経営上、やっぱり販売価格に乗せなきゃやっていけないはずである。 とすると、お客さんは少し高いパンを買っていることになるのではないか。
その時、どこからか″当たり〜″と言った声が聞こえたようにも感じた。 パンはいけると感じ取れた。
横浜駅のPなどのパン屋はいつも行列ができている。 しかし、この人達は毎週この店に来てパンを買っているのかというと、そうではない。
たまたま近くに来たから買って行こうという人達であって、地域密着型の消費者ばかりではないはず。 つまり″パン屋は多いからいまさらやっても無理!″との評価も崩せるとも考えた。
このように見てくると、パン屋側自身も困っている状況が理解できた。 それならパン屋さらに、パン業界には保守と革新の要素があることにも魅かれた。
パン屋さんは当然職人気質であるぶん、米屋より保守的である。 皆が自分のパンこそ日本一と思っているから、どういうパンが売れるとかどうやって作るかという情報がなかなか横に広がっていかない。
孤高に閉じこもってしまっているような感じがした。 これは菓子業界にも共通した点であり、味方としてリンクできないかと考えた。

つまり、予約をとれば売れ残りは出ないので、一緒に宅配システムを作れば双方がハッピーになるのではないか。 敵のないビジネスが展開できるわけだ。
また、スーパーでの消費者の動向調査では、約8割の人がパンを最後に買うことがわかった。

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